「信じたとおりになるように!」
マタイ8章5―13節
この箇所に登場する百人隊長は「ただ、おことばを下さい。そうすれば、私のしもべは癒されます。」(8節)と応答した彼の人物像と信仰について学ぼう。
まず彼は謙遜な人物であった。彼の家に仕えているひとりのしもべの中風の癒しのためにイエスに懇願(5、6節)。
主人がしもべのために尽力していることから、彼は心優しく、同情心のある人物である。
「謙遜と、主を恐れることの報いは、富と誉れといのちである。」(箴言22章4節)と聖書は、謙遜は神の祝福を受ける道と教えている。
次に百人隊長の信仰とは(7−9節)。
当時ユダヤ人が異邦人の家に行くのは汚れる行為で、彼はそのことを心得て「主よ。あなた様を私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。」(8節)と言った。
彼は自分の身分や地位は、イエスと比べるなら何の価値もないと自覚し、また自らの命令によって家来や部下が即座に動くという言葉の力を経験していた。
それゆえに、権威あるイエスのみことばを真摯に受け止めることができた(10節)。
そして、イエスは彼の信仰を見て褒められた(11―13節)。
私の43年の信仰生活を顧みて、「信じたとおりになるように」という信仰には及ばない。しかし、神は祈りに答えて下さるという信仰はしっかりと堅持して行きたいと、この学びから教えられた。