「不治の病をいやされたイエス」
―あなたの魂は救われていますかー
マタイ8章1-4節
イエスの時代、ツアラアト(新共同訳:重い皮膚病)は忌み嫌われていた病であった。
そのために、エルサレム、城壁のある街や家の中にも入れず、ツアラアトに冒された人に挨拶をすることも禁じられていた。
しかし、ツアラアトに冒された人は、多くの群衆の目をはばからず、勇気を出してイエスに近づき、「主よ、お心一つで、私をきよくすることがおできになります。」と懇願した。
イエスへの信仰において大切なことは、一歩踏み出す勇気と決断、そして信じる対象の確かさとまことの救いがあるかどうかであるということを彼の行動から教えられるのである。
このように、イエスを信じるなら私たちの人生は大きく変えられるのである。
では、どのように変えられるのか。それは、自分ではどうにもできない恐ろしい罪から解放されて神の子どもになれるのである。
当時、ツァラアトに冒された人は、罪を犯した結果そのような厄介な病気に犯されたと信じられていた。
事実、聖書は罪から死が入り、そしてあらゆる病も罪を招いた結果であると教えている。
実は、いかなる病よりも恐ろしいのが罪である。人は罪を持ったままの死後は、神のさばきを受け、永遠の滅びの場所である地獄に行かなければならないと聖書は警告している。
しかし、聖書は、キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られ(第一テモテ1章15節)、またイエスが十字架で流された血潮について、御子イエスの血がすべての罪から私たちをきよめてくださる(ヨハネ第一1章7節)と約束している。
イエスを信じる者は、誰でも罪がきよめられ(赦され)、そしてこの方を受け入れた人々、すなわちその名を信じた人々には、神の子どもとなる特権を(ヨハネ1章12節)与えられるのである。