「罪からの解放」  ローマ書8章1-4節 礼拝メッセージ(要約)2020.11/15 港

         「罪からの解放」  ローマ書8章1-4節

 聖書は、私たちの心を責め縛り続けるものは罪であり、その罪はイエス・キリストを信じるなら解放されると教える。では、罪から解放されるとは何かを学びましょう。

罪から解放されるとは

 人が罪と死との律法(原理、法則)に縛られて、身動き取れない状態から解放されたのは、いのちの御霊の律法(原理、法則)によるのである。ただし、私たちが律法を完全に守るなら罪に定められず、罪と死との律法(原理・法則)から解放されるが、律法を完全に守れる人はいない。しかし、イエス・キリストを信じる者は罪に定められない(1節)。

 というのは、人は肉(罪の性質)によって無力となり、神の前に落ち度のない生き方は出来ない(3節)。しかし、御子イエスを信じる者は、罪による死の法則から解放され、御霊によるいのちの法則にあずかる。それは、人として律法を完全に守られ、罪を犯されなかった神の御子イエスが罪人の身代わりとなられた十字架の死によるのである。もし、犯した罪によって心を責め、心を縛り続けるなら、神の前に具体的に告白するなら、その罪から解放される。

「もし、罪はないというなら、私たちは自分を欺いており、真理は私たちのうちにありません。もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(第一ヨハネ1章8、9節)

罪ある私たちがキリストを信じることによって律法の要求が全うされた

 では、律法は無用となるのか。いえ律法の要求は今も変わらない。つまり、律法の要求を完全に守った人は罪から解放されるという原理(原則)は不変である。故に罪人が自力によって救われる道はただ一つ、イエス・キリストを信じることによってあずかる御霊の力が、律法の要求を完全に満たし、罪から解放される(4節)。

「キリスト・イエスにあるいのちの御霊の律法が、罪と死の律法(罪による永遠の死)からあなたを解放したからです。」(ローマ書7章2節)