「御霊に従う幸い」ローマ8章5~8節 礼拝メッセージ(要約) 2020.11.22 港キリスト教会

       「御霊に従う幸い」ローマ8章5~8節 

  信仰者が幸いな生き方をするための2つの大切なことを学びましょう。

1.肉に従うことの危うさと御霊に従うことの重要性(5、6節)

 聖書でいう「肉」には、弱さを持つ人間(ローマ6章19節)、死をもたらす罪性(8章6節)の意味がある。

 肉に従うとは、習慣的に肉的なことをもっぱら考えて罪の力に支配されて生きることである。それとは対照的に

 御霊に従うとは、ひたすら(習慣的)神様やみことばに心に留め、あるいは意識して生きることである。パウロは、第二テモテ2章8節で「イエス・キリストのことを心に留めていなさい(継続的に).....。」と勧めている。

2次に、御霊に従うことを妨げている原因について(7−8節)

 それは、私たちの罪の性質にある。コントロールを失った罪の力には警戒すべきであり、罪に屈した結末は2つの死を迎える。それは肉体の死と魂の永遠の死である。特にこのことに関しては、クリスチャンも警戒が必要である。御霊に従うことを疎かになると容易に罪の力による誘惑に陥りやすいからである。

 罪の行いは、時にはその人の人生を大きく狂わせる。しかも、神を知らない人生には言い知れない儚さと、何を以ってしても埋められない心の空虚さがある。しかし、神を信じ、神の御霊に従う人生にはいのち平安という救いの光がある。

 いのちとは、主イエスの復活に預る永遠のいのちのことであり、平安とは、主イエスを信じる者に与えられる心の満たしによる空虚さからの解放である。