「神の祝福に預かりましょう!」 ローマ書5章1、2節 2020年10月4日 港キリスト教会

「神の祝福に預かりましょう!」 ローマ書5章1、2節

 主イエス様を信じた時の特典(祝福)とは

❶罪が赦され❷永遠のいのちを得❸神の子どもとされ❹義と認められ❺神に祈れて❻神と交わり❼天国に招かれます。そして、けさの箇所の特典とは❼神との平和(1節)、神の栄光に与るという望みによる❽喜び(2-5節)である。

 では、神との平和を持っているとは、また、神の栄光にあずかる望みによる喜びとはどのようなものか。

 第1に、神との平和とは(1節)、 信仰によって義と認められて、恒久的(永遠的)な神との平和が確立したのである。本来、私たちは神と敵対関係にあった。しかし、仲介者イエス・キリストの十字架の死によって、神との和解が成立した。「敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させていただいたのなら、和解させていただいた私たちが、御子のいのちによって救われるのは、なおいっそう確かなことです。」(ローマ書5章10節) 人は、神との和解がなければ、心には真の平安がなく、魂は決して安らぐことはない。そして、神の平安はいかなる時でも、私たちの心に留まり続け、決して取り去られることはない。さて、神との平和によって、信仰者にもたらしたものとは、心のむなしさからの解放であり、心の平和(平安)である。神との和解によって、真の礼拝、真の賛美、真の交わりが可能となった。

 第2に、神の栄光にあずかる望みによる喜び(2節)とは、 この望みによる喜びとは、一時的なものではなく、永遠に朽ちることのない喜びを指し、神の栄光にあずかるという望みがもたらす喜びである。最終的に神の栄光は、イエス・キリストのご再臨の時に、すべての信仰者があずかるのである。パウロは、「私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。」(ピリピ3章21節)と語っている。では、神との平和を持ち続け、神の栄光にあずかる希望を持ち続けるためにはどうすれば良いか。それは神との交わりにある。

なぜなら、神との交わりが疎かになると、この世の影響を受けやすく、魂は安らぎを失い、この世のもので満足を得ることに奔走し、神との距離も少しずつ遠のくのである。

 私たちも、神を礼拝し、日々神と交わり、祈り、みことばに聞き、従うことによって、神のすばらしい祝福にあずかるのである。「私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました(エペソ1章3節)