「黄金律(ゴールデンルール)とは」要約 ―神の目線で自分を見るー マタイ7章12節 2023.1/9 港キリスト教会

「黄金律(ゴールデンルール)とは」  

 ―神の目線で自分を見るー 

 マタイ7章12節

 

 「人からしてもらいたいことは何でも、あなたがたも同じように人にしなさい。」は黄金律と呼ばれ、律法学者やパリサイ人たちはこの教えの根本精神を蔑ろにしていた。

しかし、イエスは「わたしが喜ぶのは真実の愛。いけにえではない。」(マタイ12章7節)と言われた。

つまり、心の伴わないいけにえによる儀式よりも、人は真実な愛を優先すべきだと教えられた。

 

宗教家たちは律法を厳格な規則としたために、民衆には重荷(マタイ11:28)となった。もし、この教えを守るなら真の平和が実現するはずである。

しかし、黄金律を実行するのは容易ではない。その要因は人間の罪深さにある。

「なぜなら、肉の思いは神に敵対するからです。それは神の律法に従いません。いや、従うことできないのです。」(ローマ書8章7節) 

では、黄金律を実行するための秘訣とは。

エスはマルコ12章28―34節で「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」(第1の戒め) 

また「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。」(第2の戒め)と答えられた。

ロイド・ジョーンは「だから、あなたも仲間に対して同様にせよ。いやな人、気難しい人、ひどい人としてのみ見てはならない。それらすべての背後にあるものを見よ。」さらに、キリストは、「私があなたを見た見方で人を見よ、、、。」と語っている。

 

私たちが神を信じた結果、どのような身分と立場を得、そして神は神を知らない人々に対しても忍耐深く、憐れみ深く、恵み深いお方であることを知る時に「人からしてもらいたいことは何でも、あなたがたも同じように人にしなさい。」とのみことばを実行するための秘訣となるのではないだろうか。