『人間関係、うまくいっていますか?』
第2コリント6章11—13節
今回は教会における人間関係について学ぼう。
第1は、教会にも人間関係の難しさがある コリント教会の一部のクリスチャンが、パウロに不信感を抱き、両者の間には大きな溝があった。誤解の放置は人間関係をより悪化させる。誤解をなくすためにお互いのコミニュケーションが必要である。
そこでパウロは、「私たちはあなたがたに包み隠すことなく(英訳:オープンに)話しました。」(11節)と語る。オープンに語り合う(隠し事をしないで、心の中に思っていることをすっかり話す=OPEN MY HEART)ことは大切である。
第2に人間関係で大切なことは、自分から心を開く (11−13節) 誤解している相手を批判している限り、壊れた関係の修復は遠のくばかりである。
では、聖書はこれに関してどう語っているのか、「何事も利己的な思いや、虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。」 (ピリピ2章3節)と自らへりくだって、相手を受け入れ、その人を尊重するようにと勧めている。
第3は、壊れた人間関係の修復は、相互の信頼関係から
パウロは、「私は子どもたちに語るように言います。」(13節)と語っている。パウロは、あたかも両者が親子関係かのように、不信感を抱いている信徒に呼びかけて、誤解を解くために、自らの証しによって両者の信頼関を修復しようとした。
良い人間関係は相互の信頼関係が土台。どこかに偽りがあるなら良い人間関係を保つのは難しい。偽りはお互いの関係を壊すが、信頼関係は、お互いの欠点や弱さや不完全さを承知の上に築かれる。自分をさらけ出し、それを受け入れ合うことが出来る(自分をさらけ出し、多くを受け入れる=O P E N M I N D I D )というのが真の友を得る秘訣であり近道である。
さて、関係に暗い影をもたらす罪から解放するために、また罪によって壊れた神との関係の回復(和解)のために、この世界に来てくださったのがイエス・キリストである。
「互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神も、
キリストにおいてあなたがたを赦してくださったので
す。」 (エペソ4章32節)
人間関係がうまくいくための究極の秘訣とは何か。それは、お互いに赦し合いなさいというみことばを実行できるかどうかにかかっているのではないだろうか。