「神からの和解交渉」―負い目は問われず―  要約 第2コリント5章16ー19節 2022年3/20 港キリスト教会

  「神からの和解交渉」―負い目は問われず―   

 第2コリント5章16ー19節

 

 アダムの違反行為の結果、肉体の死と魂の永遠の死という神のさばきが全人類に及んだ。ところが、神の方から和解交渉を持ちかけられた。どのような提案なのか。

 

1.聖霊によって新しく生まれ変わるように(16、17節)

 パリサイ人であったパウロは、イエスを人間として見ていたために、イエスを信じるクリスチャンを迫害していた。ところが、イエスを神の御子と知った彼の人生は一変し、人に対する見方も全く変わったと告白(16節)。神の和解を受け入れた人は霊的な新しさにあずかるのである(17節)。

 

2.和解の務めにあずかるように(18―20節)

 一人でも多くの人が神の和解にあずかるためには、和解する方法を伝えなければならない。例えば、大津波を経験した親は、子孫にその教訓を伝える使命がある。同様に、神様を知らないで死ぬと、とんでもないところに行く(永遠の滅びというさばきを受ける)という事実を知らせる使命が与えられている。

 

3.霊的な救いにあずかるように(21節)

 危機的な状況や困難な状況から救ってくださいと神仏にお願いして聞かれると、それがその人の救いの理解となる。そのような救いも必要である。しかし、それらは現世的な救いである。

 しかし、霊的な救いとは、全人格的な救いであり、それは、私たちの創造者を知り、その方に感謝し、あがめ(礼拝)、畏れ、共に生きることである。

 

 この和解交渉のために、神の御子イエスが、負い目ある罪人のために十字架による身代わりの死(刑罰)という尊い犠牲が払われていた。