「真の審判者」 ヤコブ4章11,12節
悪口とさばくことは律法に反し(11節)、律法を定められた神の権威を侵害する(12節)。
11節:兄弟の悪口を言い、兄弟をさばくなら神の律法の違反者となる。
悪口や人をさばくというのは主観的で、正しく評価するための基準はない。人をさばく真の量りは私たちにはなく神の律法(聖書)の中にあり、私たちは神の律法という正しい、公平な量りによって量られる存在である。
12節:兄弟に対する悪口やさばきは律法に反するだけでなく、律法を定められた神の権威を犯す(侵害)ことになる。
人を正しくさばく量りを定められた方こそ、さばく権利を持っておられる。
律法を完全に成就(守られた)された方であるイエス・キリストが十字架に付けられる前後に、人々から受けた嘲笑、ののしり、悪口の中で、主イエスはののしり返さず、苦しめられてもおどすことをされず、さばかれるお方に全てお任せになられたのです(第一ペテロ2章23節)。
ここに私たちが倣うべき偉大なる模範があり、そしてこの方こそが「真の審判者」である。