「試練について」ヤコブ1章1-11節 要約 2021.6/6  港キリスト教会

        「試練について」ヤコブ1章1-11節
 ヤコブ書の執筆目的は、試練にあるユダヤ人信徒を励まし、世俗的な信徒への戒めである。今回は、この箇所から試練について考察する。

 

.目的が伴う試練(2-4節)その目的とは、忍耐を学ぶためであり(2節)、その忍耐を通して、その人がより成長し祝福されるのである(3節)。

 

Ⅱ.試練を乗り越える知恵(5-8節)5節の知恵(ソフイア)とは人生についての深い洞察力(霊的な)で、神の御思いに聞き従う知恵であり、その知恵は疑わずに祈れば与えられる(5節)。

 

Ⅲ.試練を乗り越えるために(9-11節)この箇所には身分の低い人と富む人について書かれている。身分の低い人は卑屈になりやすく、富む人は富や財産に頼りやすい。両者の神への信頼度の脆さを草花に例えている。神への信頼は試練を乗り越える秘訣である。