「教会が敵対者から守られるために」ローマ16章17−20節
この17-20節は挿入部である。その内容は教会内で躓きや分裂を引き起こす人々への警戒を促し、そしてそのような人々の特徴に触れている。
第1の特徴は聖書の教えに背く(17節)
第2の特徴は欲望に仕える(18節)
第3の特徴は言葉に偽り(18節)である。
そのような中で、パウロには心配があった。それは、素朴で素直で従順な信徒たちの心に空き入られて騙されることである。
そこで、パウロは「善においてはさとく(知恵があって)、悪にはうとく(素直になって)あることです。」(19節後半)と勧める。
教会の秩序や平和が守られるためには、人々を惑わす悪魔や悪霊たちが最も恐れるみことばを固く信じ、そして全幅の信頼に値するみことばを継続的に学ぶことである。