「イエスの誕生と再臨」
「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエル(神我らとともにおられる)と呼ぶ。」(イザヤ書7章14節)
「これらのことを証しする方が言われる。『しかり、わたしはすぐに来る。』」(黙示録22章20節) この2つのみことばよりイエスの誕生と再臨について学ぶ。
誕 生
イザヤ書7章14節:預言者イザヤは、イエスの誕生を約700年前に預言し、さらにイザヤと同時代に活躍したミカも、イエスはベツレヘムに生まれる(ミカ書5章2節)と預言。【因みに、初臨の預言は旧約聖書に300以上あり、その内の8つが成就する確率は10京分の1】
その預言通りにイエスはベツレヘムに誕生、公生涯の終わりにローマ総督ポンテオ・ピラトにより十字架刑に処せら墓に葬られ、死から三日目によみみがえり、40日間人々に現れ、オリーブ山で大勢の人々の前で天に昇って行かれた(使徒1章)。
キリストとはメシア(油注がれた王)のことで、イエスとは救いという名前である。この救いとは、人類の罪からの救いであり、罪とは憎しみ、恨み、妬み、偽り、盗み、姦淫、不品行、嘲り、罵り、憤り、悪口、高慢、殺人等で、これらの罪による神のさばきを、イエスが十字架の死によって贖ってくださった。もし、イエスを救い主と信じるなら私たちの罪は赦されて天国に行くことができるのである。
再 臨
次にイエスの再臨について学ぶ。「これらのことを証しする方が言われる。『しかり、わたしはすぐに来る。』」(黙示録22章20節)
預言の中で最も大きな出来事とはキリストの再臨である。それは世の終わりに起こる。
その時は、イエスは救い主ではなく、世界をさばくために来られる。その前兆の一つにエゼキエル戦争がある(エゼキエル書38章)。
およそ2600年前の預言者エゼキエルが、今日のロシアとイラン、トルコ、スーダン、リビア等の国々と組み、ある日イスラエルに侵攻するという預言である。
しかし、神がご介入され1日のうちにロシアとその同盟軍が敗北し、イスラエルは戦わずして勝利する。この状況は世界中の人々が見る。
その後に、中東和平条約が結ばれると同時に、人類は7年間の大患難時代を通り、その7年間の大患難時代の終わりにハルマゲドン(世界最終戦争)の最中に、イエスがエルサレムのオリーブ山に再臨(携挙された信者と共に)される。
さて、今日の世界情勢や天変地異のような異常気象などは、イエスの再臨の前兆ではないだろうか。
「あなたがたも用心していなさい。人の子(イエス・キリスト)は、思いがけない時に来るのです。」(マタイ24章44節)