「クリスマス・ストーリーの真実」
-これがあなたがたのためのしるしです-
ルカ2章1-20節
クリスマスストーリーから3つの教訓について学ぶ。マリヤとヨセフは住民登録(ローマ政府の命令)のために、ナザレからベツレヘムに向かった(1-5節)。その距離およそ50キロ。
身重のマリヤには大変な命令でしたが、マリヤは自分の身に起こるすべての出来事を受け入れていた。そして、ベツレヘムで月が満ちて男子の初子を産んだ。みことば通り(ミカ5:2 BC735-700)に、ヨセフとマリヤを無事にベツレヘムへと守り導かれ、神の御子はベツレヘムでお生まれになった。
第一の教訓:どのような状況の中でも神は守り導いてくださる。
さて、ベツレヘムは住民登録で大勢の人々がいて宿が取れず、御子イエスは家畜小屋(岩を掘ったもの?)で生まれられた。なぜ、神は御子イエスに汚れた家畜小屋を用意されたか。それは、羊飼いにとって最善の場所であった。
というのは、羊飼いたちが宿を探し当てるのは困難であったが、飼葉桶がある家畜小屋を探し当てることは難しいことではなかった。つまり、神は羊飼いたちのために最善の用意をされていた。
第二の教訓:難しい状況の中にも神の最善がある。
最後は、「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶に寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」(7節、12節)
このしるしとは、そのものを他のものと区別するための独特なしるしという意味である。
「羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。」(2章20節)。
第三の教訓:神は御使いの知らせ(みことば=聖書)を通して真実を知らされた。
クリスマスにいう「救い主」とは「油注がれた王」のことで、ヘブライ語では「メシア」、ギリシャ語では「キリスト」(クリストス)である。
そして、教会に掲げられている十字架は、キリストが私たちの罪を贖って下さったというしるしである。
この神の御子キリストを信じるなら、その人の罪が赦され、永遠のいのちを得て天国に行くことができるというのがクリスマスの真実(しるし)である。
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
(ルカ2章11節)