「世界宣教のスタート」要約 マタイ4章12―25節 2022.5.29 港キリスト教会

    「世界宣教のスタート」 マタイ4章12―25節

 イエスの宣教から学ぶ。

第1 ガリラヤ地方での宣教(12−17節)

エスより一足早く宣教活動をしていたバプテスマのヨハネが不当な理由で斬首された。「イエスは、ヨハネが捕らえられたと聞いて、ガリラヤに退かれた。」(12節)。ユダヤの都であったエルサレムヨハネを非難する宗教家が多い)ではなく、ガリラヤ地方(多くの異邦人、交通の要所、気候も良く、土地も肥沃)を宣教の拠点とされた(イザヤの預言の成就)。イエスは恐れて逃げられたのではなく、伝道困難な中で最善の策を取られた。

第2 弟子の選び(18―22節)

エスは、伝道拡大のために弟子を選ばれた。特にペテロ、アンデレ、ヨハネヤコブたちはバプテスマのヨハネから洗礼を受けていたが、彼よりも優れたイエスの弟子になるというのは誇りや下心もあったと思われる。しかし、彼らがどんな思いでイエスに従ったか以上に、イエス自身が彼らを選ばれたことに意義がある。イエスの人選は、教養に満ち、社会的身分や地位が高い人々ではなく、凡人であり、長所よりも欠点が多い弟子たち訓練され、整えられて、良き弟子とされた。神に救われた者はキリストの良き弟子となる可能性を秘めている。

第3 まず人々の必要のために(23-25節)

エス様は、あらゆる病人や悪霊につかれた人たちをいやされた。そして、多くの人々があちこちから集まり、そこで救いのメッセージを語られた。ところが、イエスが十字架にかけられる前後、群衆の多くがイエスから離れ、ある者は主を嘲り、キリストを十字架にかけろと叫んだ。彼らはイエスにいやしを求め、イエスによるローマからの解放に期待を抱いていた群衆に過ぎなかった。