「心を動かすキリストの愛」要約 第二コリント5章11-15節 2022.3/6 港キリスト教会 

    「心を動かすキリストの愛」     第二コリント5章11-15節 

 

  今回は各節のキーワードについて学びましょう。

まず11節は神の御前である。

 神の御前では、偽善、罪、悪は隠し通せない。しかし、罪を告白すると神に赦され、神の平安を得る。

次に12節は❷うわべではなく、心を誇ろうである。

 パウロは、教会の中にうわべ(ユダヤ人偏重主義(特権意識、雄弁さ、見た目の良さや評価)のことで誇っている偽の使徒たちを非難した。

 パウロは容姿堪能ではなく、雄弁ではなかったようである。でも彼は自分の弱さを誇りとしていた。「私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」(第二コリント12章9、10節) 

 

13節は❸神のために(あなたがたのために)である。

 イエス・キリストは十字架上にて罪の身代わりによる救いを示された。その救いは特別な人だけのものではない。 

 キリストは、「ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」(ペテロ第二3章9節b)人々の救いのために労するのは、神(キリスト)のために生きることである。

 

14節は❹キリストの愛である。私たちは神に義とされてもなお罪人であり、肉の弱さがある。

 しかし、キリストの愛が私たちを取り囲んでいる(捕らえている)と約束している。

 

15節は❺キリストのために生きる(15節)である。

 パウロが、「私にとって生きることはキリスト、死ぬことは益です。」(ピリピ一章21節)と語るのは、キリストに託された使命のために生涯をささげ、やがて来る死は、彼にとって絶望ではなく、キリストと出会えるという喜びでもあった。