ヤコブは、試練の中にある信徒に対して、耐え忍びなさいと励ましている。
(7節)秋の雨で発芽、春の雨で穂が成長する。農夫は春と秋の雨が降るのを耐え忍んで収穫の喜びにあずかれる。(8節)困難な中での再臨信仰は、希望であり励ましのメッセージとなる。
(9節)試練の中でつぶやく人たちがいた。しかし、ヤコブは主にさばかれないためにつぶやかないようにと忠告する。
(10節)耐え忍んだ信仰の先駆者であるヨブについて語る。ある日、突然ヨブに降りかかった試練は、神とサタンとの取引によるものであった。しかし、ヨブは神を恨まず、愚痴らず、耐え忍んだ結果、ヨブは以前にまさる大きな祝福を受ける。
(11節)ヤコブはヨブが耐え忍ぶ中で、神がいかにヨブに関わられたのかという成り行き(結末)に目を留めるようにと勧める。
私たちも、主イエスの十字架の死の成り行き(結末)から、神は慈愛に富み、あわれみに満ち、赦し、励まし、慰め、愛し、いつでも共にいて、助けてくださり、見捨てられることのない最高の激励者である。