「聖書が教える夫婦関係」エペソ5書22-33節 (要約)港キリスト教会 2019.3.3

 

  「聖書が教える夫婦関係」エペソ5書22-33節 

 パウロはこの箇所で、キリストと教会との関係から夫と妻との関係について3つの原則を教えている。第一の原則、妻は夫に従う(22-24節)この「従う」とは整列させる(秩序を保つ場所に任命する)という意味がある。では、妻はいかに夫に従うのか。それは「主に従うように、自分の夫に従いなさい。」と教えている。その理由は、教会のかしらはキリストであり、妻のかしらは夫である。それゆえに、妻はかしらである夫に従うのである。それは、神様が家庭を祝福するために設けられた妻のポジション(好位置)である。また「すべてのことにおいて夫に従う」とは、たとえ夫の身勝手さで妻が不利益を被ったとしても、妻が夫に従うことで家庭の秩序は守られる。ペテロ第一3章1、2節「妻たちよ、自分の夫に従いなさい。たとえ、みことばに従わない夫であっても、妻の無言のふるまいによって、神のものとされるためです。夫は、あなたがたの、神を恐れる純粋な生き方を目にするのです。」と教えている。もちろん、夫に不義があるなら神の前に悔い改めなければならない。

 第二の法則、夫は妻を愛する(25-30節)。夫が妻を愛するのは、キリストが教会を愛されたからである。実にそれは、妻が夫に従うよりも難しいことである。というのは、妻が夫に従うことにおいて、夫に非があっても我慢すれば不可能ではない。ところが、夫が妻を愛する愛とはアガペー(神の愛)であり、それは犠牲的、無償、無条件、無私の愛である。ですから夫が妻を愛することは決して容易なことではない。しかし、その愛によって妻は精神的、肉体的、また生理的に守られるのである。

 第三の原則、妻は夫を敬いなさい(31−33節)。妻が夫を敬うというのは、妻が夫に従うことにより神の祝福を受ける。そのことによって夫への敬意が生まれるのではないだろうか。(結論)神様に導かれた伴侶がともに神に従い、そして神の恵み(赦しと愛)を体験していくなかで、夫は妻を愛し、妻は夫に従い、夫を敬う大切さを学んで行くのでないだろうか。上記の三つの原則は、夫婦は一心同体であるという偉大な教えを成就(完結)させるものであり、家庭が神様によって豊かに祝福されるための黄金ルールでもある。「あなたのみおしえを愛する者には、豊かな平和あり、つまずきがありません。」詩篇119篇165篇)