「神の御霊に導かれる人生」ローマ8章12–17節
この聖書箇所から信仰者と御霊との関わりについて3つのことを学ぶ。
第1に御霊は人を生かす(12、13節)。
人は自らの良心と理性に照らし、さらに世の法律や倫理基準に照らして生きなければならない。その生き方の結果には責任が伴う。なお神様を信じている人は、御霊との関係においていかに生きるかという責任が伴う。そのために罪に打ち勝ち、霊的に生きることが求められる。
「もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬことになります。しかし、もし御霊によってからだの行いを殺すなら、あなたがたは生きます。」(ローマ書8章13節)
第2に御霊は人(信者)を導く(14節)
では、クリスチャンが御霊に導かれるためにはどうすればいいのか①飢え渇きをもってみことばを求め②聖霊に助けられてみことばを読み③神のみことばに照らされて生きる。
第3に御霊は私たちの証人となってくださる(16節)
御霊によって生きる時に、御霊による内的な確信、つまり神の子どもであるという確信が与えられ、御霊は私たちが神の相続人であることをあかして下さる(17節)。
神の子どもが、御霊に導かれて生きることは、神の相続人としてふさわしい生き方である。ところが、神の相続人であるゆえに、キリストとともに労苦し、キリストと共に苦難に遭うことがある。
しかし、その人の人生のゴールは、キリストがおられる天の御国であり、信仰によって無償で得た神の相続人や神の子どもとなる特権には、イエス・キリストの十字架の死という尊い犠牲というエビデンス(根拠)があることを忘れてはいけない。