「調和による教会形成(Ⅱ)」ローマ12章3-8節 2021.3.7(日) 港

 「調和による教会形成(Ⅱ)」 ローマ12章3-8節         

 

 自分の健康管理と同じように、キリストのからだである教会の健康管理に心を配らなければならない。なぜなら、からだである教会も病気になるからである。教会が健康であるためには、私たちメンバー(器官メルー・メロス)一人ひとりが健康でなければならない。

 健康な教会形成のためには、各器官がしっかりと調和(結びつく)することが重要である。そのことに関して、パウロはローマ書12章4、5節おいて3つの大切なことを勧めている。

 

 Ⅰ.教会が調和(結びつく)を生むために、互いの違いを受け入れ合うことである(4節)。 

神様が人それぞれに備えられた違いを受け入れることである。教会の一致とは、たとえ意見の相違があっても、みんなで祈り、話し合った結果、導かれたことに従うことが大切である。 

 

 Ⅱ.教会の調和(結びつく)を生むために、互いの違いを認め合うことである(4節)

 例えば、大人には伝道ができないが、子供たちを教え導くことが出来る。ある人は話すのが苦手だが、事務的なことは出来る。体を使う奉仕は出来ないが、教会や信徒のために祈ることができる。つまり、その人が出来ることを認めて受け入れることが大切である。

 

 Ⅲ.教会の調和(結びつく)を生むために、互いの違いを大切にすることである(5節)

キリストを信じ同じ御霊を持つ者とされ、キリストにあってひとつとされた私たちは「互いに一人ひとりのために存在している」ゆえに、一人ひとりの存在を大切にしなければならない。

 

 さて、信仰の健康チェックは、内視鏡(見えない所が分かる)のような機能を持つ聖書を、毎日少しでも読むことによって、健全な信仰を持ち続けることができるのである。

「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いや謀を見分けることができるのです。」 

ヘブル書4章12節)