「恵みのわざにも富むように」要約 第2コリント8章1—7節 2022.5.1 港キリスト教会

「恵みのわざにも富むように」

 第2コリント8章1—7節

 

 経済的に困窮していたエルサレム教会へのパウロ献金の勧めについて学ぶ。

1節:無割礼者をキリスト者と認めないユダヤ人信者と対立するマケドニヤの異邦人諸教会の模範的な献金状況を知らせた。

2節:それらの教会が豊かで、余裕があったからエルサレム教会を援助をしたのではなく、信仰の試練の只中での献金であった(第1テサロニケ2章14節)。彼らが困窮している教会を助けることが出来たのは、彼らのうちに信仰から来る喜びがあった。その喜びには、苦しみや困難や悲しみを乗り越えるパワーが秘めていた。

3節4節:彼らは自発的に、また自分たちの力量を超えて惜しみなく献げた。しかも、彼らは献金依頼を受けたからではなく、自ら献金の恵みにあずかりたいと熱心にパウロに嘆願していた。

5節:彼らが力以上にささげた秘訣とは、まず自分自身を主にささげていることにある。「パウロを喜ばせたのは、彼らの献金の奥にある彼らの献身であった。」と注解者が語っている。献身と献金は一体であり、牧師や宣教師になるだけが献身ではなく、主のために生きること、主とともに生きることも献身である。

6節:献金要請はテトスの下で進められていたが、パウロはその奉仕を完結するように勧めた。

7節:パウロは、信仰による愛があふれる(分かち合い)だけでなく、信仰に裏打ちされた恵みのわざ(献金)においてもあふれるように(分かち合う)なってくださいと勧めている。